昨日はアグレボの説明会に新宿まで行ってみた
とても魅力的に思えたけどいろいろ落とし穴がありそうだからここに書いてまとめてみよう
まずAGREVOについて
2017年からあるアグレボバイオ株式会社
本社は福岡県遠賀郡水巻町
この住所自分が幼少期に過ごしたところなのでここで既に親近感が沸く
ただ本社見学させて欲しいって頼んだところ拒否されました
そして肝心の説明会内容「みんなで農家さん」っていうプロジェクトで簡単に言うとバナナ農家やってみないかって話
皮まで食べれる国産バナナは生産数も少なくて貴重だから作ってみようよと
日本の気候にも適した種を開発したからその苗を売りますよと
そして自社の教育に沿ってハウスを建ててもらって育成してもらえばバナナをキロ2000円で買い取りますというもの
ここまでの話だとキロ2000円で買い取ってもらえるし教育までしてもらえてええやんって思うんだけどいくつか疑問点が
- 苗1本3万?
- ハウスの施工会社は会社指定
- キロ2000円の買取は口約束のみ
- バナナ以外の育成は?
まずは苗1本3万ということ
3万…
苗だけででそんなすんの?
いくら日本の機構に適した種を仕入れて発芽させてってある程度コストと手間がかかるかもだけどそれは取りすぎなんじゃないの?
後述するけど1000平米で200本そこそこ植えられるらしいけどこれだけで600万
参考までにだけどりんごの苗木、みかんの苗木も高くても1万円前半だと思うんだな
次にハウスの施工会社について
地域にもよるけど安いハウスなら間口3間、50メートルで200万〜300万とかで作ってくれるとか
今回指定されてるのは台風対策だからって太いパイプ系で特殊なビニールを使って間口7メートル(4間くらい)、50メートルで1000万かかる…と
いやいや、確かに高さもバナナの木入れなきゃなんないから高めに作るにしても1000万て
しかも業者指定て
地場のハウス建てる業者に頼めば半額くらいでできるんじゃないの?
そもそもそのスペック必要なの?
ここも疑問が残る…
そしてキロ2000円の買取について
これも契約書があるわけじゃなくて口約束のみ
今現在日本に原宿、自由が丘、大阪にバナナスムージーの店を出店してるからそれに使うバナナのために購入しますって話
あくまで絶対ここに売らなきゃいけないわけじゃないから自分で販路見つけて売ればそれはそれで構わないから最低限の保険とみてくださいって話なんだけど実際の市場ってどんくらいで買ってくれんの?
2000円より高く買い取ってくれればいいし需要もあればいいんだけど需要もなくてやっすい金額ならこのアグレボが買いませんって言われたらどうしたら…?
そもそも口約束って何
向こうの都合でどうにでもなっちゃうじゃんって話
バナナの苗木を植えてから収穫まで9ヶ月っていうすごいスピードで収穫できるらしいんだけどその間にこの価格変わる可能性大いにあるよね
そもそもスムージー屋がうまくいくのか
バナナ自体の味はフィリピン産のと変わらなくて皮も食べられて栄養価が非常に高いってのが売りらしいんだけど…
味変わんないんだ?
最後にバナナ以外の取り扱い商品が麦、コーヒー、カカオ…色々あるらしいけどどれもまだ定植してから収穫まで時間がかかりすぎるからお勧めしてないらしい
これはこれでいいんだけどなんというか提供してるサービスの間口が狭いというか浅いというか…
ようは自分らが使い道ないし買い取れないから作ってもらうメリットがないしコスパが悪いから売らないよってこと?
話を聞いててそんな印象
まとめると物とアイデアを提供します
そのお金はそっちで提供してよってこと
いわゆる投資になるわけで
一応4000万の設備を作って一つの病気も出さず何の問題もなく順調にバナナができれば3年〜4年で回収できて5年で年商1億ですって話でした
このシミュレーションもかなり雑な気がするんだけどどれだけ農業に携わった人が考えたものなんだろう
ゆーても自分も携わってまだ4ヶ月だけど
とりあえず自分が現段階で考えられる不安点はこんなところかな…
最初から指南してくれてコミュニティもできて作るものも明確ってところとうまく販路が探し出せて本当にキロ2000円で買い取ってくれるなら魅力的だと思うけどどうもきな臭い
もう少し色んな人に意見を求めて検討したいな