火天の城

読んでみました。

全体的に安土桃山時代の織田信長に仕えた宮大工が信長から白を作れって言われてまだ誰も作ったことのないような築城に一人息子とチャレンジするっていう話

最初は話口調もやっぱり昔の言葉を使うからとっつきにくいけれどすぐ慣れてしまった

小野話の主人公であり普段は寡黙で強面の岡部又右衛門

その息子の以俊

数年にわたる築城の中でまだまだ半人前だと思っていた息子に対して築城の発想、アイデアに驚かされたり仲間からの信頼も得ていく以俊をみて父親としての接し方も少しずつ変わっていく心情を描いたあたりが見所

少し長いけど読み応えもあるし各々のキャラも立ってって面白かった

当時の生活の様子など、なんの前知識もなくてもわかりやすいように書いてくれていて、自分みたいな日本史さっぱりな人間に対しても読みやすく書いてくれています

気が向いたら是非